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UCLA Anderson 日記   Sunshine, Beautiful campus, People

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Japan Trip 2010 - Day 2 広島 究:朱き社編

この時期は本来であれば2011年度のJapan Trip の模様をお届けするところではありますが、ご存知の通り本年については震災の影響があり、Andersonを含めほとんどのビジネススクールでJapan Tripがキャンセルとなる事態となりました。代わりにといってはナンですが、昨年度から1年以上に渡って連載を続け、文庫本化も予想されている2010年度の模様をお伝えしたいと思います。

あまりに休載期間が長く、どこまで進んだかお忘れの読者の皆様のためにこれまでのあらすじを簡単に申し上げますと、約1年に渡って2日半の模様を描いて参りました。この時間の流れはスラムダンク等の名作でもしばしば見受けらる手法です(最たる例としては、「アカギ」という漫画があり、10年以上連載しているにも関わらずまだ漫画上は6時間くらいしか経っていません)。オプショナルとして大阪・奈良ツアーに始まり、初日の京都、そして今は2日目の広島に滞在しているところです(時間は午後1時といったところ)。

平和記念公園を後にした我々は、一路フェリーに乗り込み、宮島へと向かいました。ここで厳島神社を見たあとは自由行動の時間をとり、各自好きなことをしてもらいました。我々オーガナイザーの一部は、カキを食すためにとある店に殺到した後、さらに別の店でも食べるという多様化されていない食事ポートフォリオを構築することとなりました。疲れから食あたりになるリスクと、美味というリターンとの激しいせめぎ合いがありましたが、やはり食欲には敵わなかった模様です。実際に味は素晴らしく、一緒になったアメリカ人クラスメイトで大の日本食通のJaredも大満足の様子。

その後は再びフェリー、バスと乗り継ぎ、広島駅から我々の拠点である京都への帰路につきました。さすがにこの日は朝6時前に集合し、様々な見どころを詰め込んだということもあり、全員疲れており、電車の中ではぐっすりと眠っていましたが、我々オーガナイザーには別の仕事があります。それは、翌日に迫った宴会での芸についてのディスカッションです。激しい議論のせいか、京都までの時間はあっという間に過ぎ去ってしまいました。

さて、京都につくと、これまでぐっすりと眠っていたAndersonの猛者が死地からよみがえったサイヤ人ように復活し、ある者はクラブへ、ある者はカラオケへと(オーガナイザーの先導のもと)流れていきました。そして夜も更けて深夜1時過ぎ・・・私は1人、大浴場の脱衣所の大鏡の前で、翌日のパフォーマンス(踊り)のチェックをするのでした(ちなみに、ちゃんと服は着ています)。誰かに見つかったら、どこかに通報されてしまったかもしれません。

そして、いよいよその日が・・・ (続く)
# by andersonite | 2011-03-31 11:43 | 課外活動

Books for Careers in Investment Banking

2年生のPhantowang (Thailand version) です。これまで何度か投稿してきましたが、まったく学業に関連のないものばかりで、アホなのでは、という期待が高まりつつある今日この頃、少し趣向の異なるトピックを取り上げてみることにしました。夏に投資銀行でインターンをした経験から、「これまでファイナンスの経験がなかった人が、ファイナンス(主にセルサイドを想定)でやっていくために必要な知識を得るための本」を紹介してみようと思います。IBへの興味に関わらず、Andersonのファイナンス系授業においても、重要度Aくらいまでを読んでおけば、バリバリのファイナンスバックグラウンドの人たち(主にアメリカ人)に敵わないまでも、互角にディスカッションできるレベルにはなると思います。

重要度S (必須)

Corporate Finance (Ross他)
これはMyersと共に有名なコーポレートファイナンスの教科書です。どちらでも同じだと思いますが、Rossの方が、オシャレな表現が多くて読んでいて面白いのではないでしょうか(日本語版も出ています)。

Investment Banking: Valuation, Leveraged Buyouts, and Mergers and Acquisitions (Joshua Rosenbaum他)
実際に投資銀行で働いていた人たちが書いた本です。構成が非常に分かりやすく(コンサル受けしそうなストーリー構成です)、Comps/DCF/LBOモデル等の理解を得る上でオススメです。

MBA Valuation (森生明)
日本語の本で、ややタイトルはチャラい印象がありますが、内容は平易でいて本質的です。多くのバンカーが薦めている本です。

重要度A (非常に重要)

Building Financial Models (John Tjia)
これはモデリングの基礎の本です。財務諸表を構成する3つのステートメントをどうリンクさせていくか、またその背景にどんなロジックがあるのかを分かりやすく説明しています(利息計算に係る循環参照等についても詳しく書かれています)。

Applied Mergers and Acquisitions (Robert F. Bruner他)
M&Aに関する理論面を掘り下げるとともに、学術的な研究の紹介も兼ねています。1000ページくらいあって読み応えがありますが、なかなか興味深い本です。もし読むのが面倒になっても、重いので筋トレ用としても役に立ちます。

現代会計入門 (伊藤邦雄)
会計の入門書として非常に定評があります(とはいえ、全くの会計の素人にとって読みやすいかは保証しません。私も一応CPAなので)。MBAで学ぶのは当然US GAAP (+ IFRS)となりますので、J-GAAPとは若干差異があります。また、英語の勘定科目を日本語で何と言うのか等を理解しておくことも重要でしょう。

Accounting for M&A, Equity, and Credit Analysts (James Morris)
実務で役立つと思われる会計トピックを中心に解説した、中級の教科書です。Anderson のCorporate Financial Reporting の授業の内容を3割~5割程度難しくしたイメージです。

重要度B (時間があれば)

Business Analysis and Valuation (Krishna G. Palepu他)
財務分析に関して定評のあるテキストです。ただ、今一つ理由は分かりませんが、個人的には世間の評価がやや上ブレしているように感じます(とはいえ、基本は押さえていると思うので、良い本ではありますが)。

Valuation: Measuring and Managing the Value of Companies (Tim Koller)
結構有名な本です。EVAの考え方を用いたバリュエーションを紹介していますが、やや複雑な気もします(実務でどの程度使われているかも疑問)。マッキンゼーが出している本なので、ややコンサルチックなアプローチに興味がある方にはオススメです。

Debt Management: A Practitioner's Guide (John D. Finnerty)
やや見落としがちなデットに関する入門書です。若干古い気もしますが、十分役に立つと思います。
# by andersonite | 2010-10-28 12:46 | 学業

Japan Trip 2010 - Day 2 広島 破:疾風怒濤編

みなさまこんにちは。One PieceもしくはHunter x Hunter ばりに長期休載しておりましたが(その間、投資銀行でインターンをしていました)、各所から再開の要望が根強いため、そろそろ連載を再開しようと思います。何を?という突っ込みはナンセンス。もちろん、Japan Trip です。

前回どこまで進んだかというと、2日目の広島の序章まで(なぜ広島を必須にしたのか)ですので、そこから始めます。今回の広島は、全体のスケジュールの中でもオペレーション的に一番の難所であり、オペレーション担当のVenus氏が腕によりをかけて作り上げた芸術作品でもあります(他の学校に聞いても、広島はかなりオペ的に難しいようです)。

まず、最初の難関は集合時間です。なんと、朝の5:50。90人近い集団を、この時間に集合させるのは、神の所業に近いものがあり、どうなることかと思いましたが、さすがはAnderson。ほとんど遅刻者を出すことなく、全員が集合し、予定時刻通りに出発することができました。新幹線の中で用意していた朝食(これの運搬もかなり困難でしたが、スペースの関係で詳細は割愛)をとり、広島へと向かいます。

広島に着くと、私の普段の行いがあまりにも好ましすぎるのか、外は雨。。。とはいえ、雨天中止というわけにはいかないので、予定通りにバスに乗り込みます。まず向かった先は平和記念資料館。ここで、被爆者の方(名前は伏せさせていただきます)及び秋葉市長に講演をいただきました。原爆の悲惨さ、そして被爆国に生まれた人として何ができるのかということを改めて考えさせられ、非常に身が引き締まる思いであると同時に、Andersonの仲間の表情も(日本人かどうかに関係なく)同様であったことを見て、今回、広島を案内することができ本当に良かったと心から思ったのでした。

講演の後は(その間で資料館の見学もありましたが)、原爆ドームで記念撮影を行い、フェリーで第二の目的地である宮島へと向かいます。宮島での冒険は、また別のお話(王様のレストラン風)。
# by andersonite | 2010-10-15 11:19 | 課外活動

Andersonにおける交換留学制度

2年のVenusです。今年の秋学期は交換留学でLBSに来ております。実際の授業はこれからですが、簡単にAndersonの交換留学制度(International Exchange Program)についてご紹介します。

2010年の交換留学先と過去の傾向
今年はClass of 2011約370人のうち、50名近くが秋学期、世界中各地のビジネススクールで学ぶ予定です。今年の交換留学先としては、ヨーロッパではイギリスのLBSのほか、フランスのHEC、スペインのIESE、IE、ESADE、イタリアのSDA Bocconiなどでした。アジアでは、中国のCEIBS、清華大学(Tsinghua University)、復旦大学(Fudan University)、香港のHKUST、その他地域ではオーストラリアのAGSM、アルゼンチンのIAEが交換留学先に含まれていました。これ以外にも交換留学先は世界各地(日本含む)にあります。また、LBSに関しては年によって異なりますがAnderson から毎年4~6名留学しているようです。今年は6名で、うち3名は留学生です。また日本人で交換留学する学生は今年は私のみですが、過去はHECやSDA Bocconi、南アフリカのビジネススクールなどに行かれた方もいます。
ちなみに交換留学可能な先は以下のリンク先の通りです。
http://www.anderson.ucla.edu/x7286.xml

交換留学のメリット
・渡航先の学校およびその国でのネットワークを構築できること
・Andersonを他スクールと比較して相対的に捉えられること
・交換留学先の学校が得意とする科目を学べること
・英語以外の言語を習得するチャンスが得られること
・その国および周辺を観光する機会に恵まれること
・交換留学先での成績がPassかFailであり、猛勉強して良い成績を取らなくても良い 等

交換留学のデメリット
・私費留学の場合、渡航先によっては日本企業との面接等を受けにくいこと
・アメリカにおけるフルタイムの就職活動は秋学期からスタートするため、こちらで就職を考える際には不利に働く可能性があること(オンキャンパスでのセミナーに参加できない、面接の機会を逃す等)
・渡航費用や準備等の時間がかかること
・家を又貸し(サブレット)できないと家賃を二重に払うか、引っ越す必要があること
・Student Clubでのリーダーシップポジションが取りにくい
・Andersonおよびロサンゼルスで過ごす時間が短くなる(日本でインターンをする場合、6月に出発して年末まで半年間戻らないことも・・・) 等
しかしながら、海外で見聞を広め、ネットワークを構築したことは企業側がプラスに評価すると思いますし、今はスカイプ等で世界中どこでも面接可能なので、それほど大きなデメリットではないかと思います。何より、アメリカ以外で自分の選んだ国で3ヶ月も過ごすことは人生においてそうはないチャンスだと思います。

2010年の選考スケジュール
2010年1月下旬にInternational Exchange ProgramのInfo Sessionが開催されました。指定された内容に関してエッセイを執筆し、2月半ばの締切期限までに提出し、同時に志望先(上位3校)のリストも出しました。その後、約3週間後の3月上旬に決定の通知が来ました。ちなみに今年は全部で72名のフルタイム学生の応募があったようです。全員が選ばれたわけではないようですが、一部交換留学生に選ばれた後で辞退した人も何名かいたことから、交換留学に行ける可能性自体はかなり高いと思います。

選考に関するポイント
・エッセイ
・1年生秋学期の成績(GPA)
そのため、交換留学で意中の学校にどうしても行きたい場合は可能な限り、秋学期で好成績を残す必要があるかもしれません。ただし、希望先の競争率が高くなければ高GPAでなくても第一志望先に行けるかもしれません。

Andersonの交換留学システムについて、詳しくは以下のAndersonの公式サイトをご覧下さい。
http://www.anderson.ucla.edu/x7181.xml
# by andersonite | 2010-09-16 23:40 | 交換留学

サマーインターンシップ紹介(アメリカ編)

2年のVenusです。このたび、アメリカにおける10週間にわたるインターンシップが終わったので、その内容をレポートします。ちなみにAndersonのClass of 2011の日本人では、今夏、私以外にも数名、アメリカにてインターンを行いました(非日本人も含めればかなりの数に上ります)。

この夏、私がインターンをしたのはロサンゼルスにある投資会社です。基本的にはエンジェル投資家の個人会社というようなもので、その投資家の下で働きました。このインターン先はAndersonのParker Career Management CenterおよびEntrepreneurship Associationへのポスティングを通じて見つけ、レジュメとカバーレターの提出、インタビュー等のプロセスを経て決定しました。

ここでの私の主な役割は、投資候補先のビジネスについての分析(マーケットの成長性や競合と比較した競争力、リスク要因等の分析)とレポーティング、投資候補先への質問リスト作成、買収したビジネスの収益予想モデルの作成、想定される新規顧客の洗い出し、などです。投資候補先とのミーティングに参加したりもしました。

ここでの最大の学びは何といってもアメリカにおけるスタートアップ(新興)企業について間近に見られたことです。詳細はNDA(秘密保持契約)を結んでいるゆえ書けませんが、ここアメリカでいまどのようなインターネット関連(あるいはそれ以外)のビジネスが立ち上がろうとしているのか、知ることが出来たのは貴重でした。そして、そのようなスタートアップを起こすためのインフラ(エンジニアやセールスなどの人材、エンジェルやVCといった投資家、etc)が整っていることも改めてよく分かりました。また、実際のビジネスプランをいくつも見ることができ、春学期に受講した「Entrepreneurship and Venture Initiation」(略称EVI)という授業での学びをさらに深めることが出来たと思います(ちなみにEVIはAndersonでも人気の選択科目です。私の取ったクラスのScheinrock教授は実際に自分のビジネスで大成功した人です)。

このようなインターンシップの機会はアントレプレナーシップに強みを持ち、かつ近くにスタートアップ企業が多く存在するAndersonならではともいえ、ここに進学して良かったと改めて思いました。2年生の間にも時間を見つけ、是非インターンシップをしたいと考えています。

また、ちなみに私の英語力は未だに疑問符が付くレベルだと自負しておりますが、それでも当地でインターンすることが出来ましたし、業務もつつがなく行うことが出来ました。英語力に不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれませんが、それでもAndersonではアメリカでインターンをするチャンスは多くあるのではないかと思います。
# by andersonite | 2010-08-31 18:11 | 生活
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by andersonite
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