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Southern California Science Network (March09)

毎月開かれている、南カリフォルニア技術者・交流会に参加してきました。いつもながら、研究者のレベルの高さには目を見張るものがあります。

私が聞いた講演は以下。

「無人自動車の走らせ方」

地球から光の速さでも何分もかかる火星の上を、動き回る探査ローバーと、イラクの戦場地に将来展開される車、この二つに共通なのは、どちらも人間が操縦することなしに、自分で考えながら移動していけることです。2007年11月、無人自動車が60マイルに渡って市街地を走るレースDARPA Urban Challengeが行われました。各チームは、走ったことのないコースを、カリフォルニアの交通規則を守りながら安全に走れる車を開発することが求められました。走るのは車ですが、チャレンジのメインは市街地を走る上で遭遇する様々な状況に対応できるソフトウェアを開発することにありました。今回は、初参加のMITチームが、1年間という限られた期間の中で、どのようにシステムを開発・実装・テストしていったのかをお話したいと思います。


MITの航空宇宙学科でPHDを取られた方が、1年間で無人自動車を作り上げるまでどんな苦労があったのか、無人自動車をどのような仕組みで動かしているのか、等々説明してくれました。

テスト中に使用していたシミュレーションをスライドで見せていただいたのですが、それはそれは、ビジネスで使うそれを超越しており、ひたすら唖然。。レイダーだの、レイザーだの、アルゴリズムだの、意味の分からないものを駆使して、車に設置した情報収集機器から全方位のデータをコンピューターに取り込み、複雑な統計分析等を経て、予めプログラミングしている意思決定モデルで、車をどのように動かすか、車自身に決定させ走行する、という同じ人間が作っているとは思えない内容でした。

一方で人間の偉大さも感じました。コンピューターに頼る場合、優秀なエンジニアが何人も1年間もプロジェクトに没頭しないと出来ないことを、人間なら1ヶ月も自動車運転練習すれば出来るようになります。それもはるかに正確に、よりフレキシブルに。ビジネスでもいろいろ有効なサイエンス(分析ツールなど)があるのでしょうが、結局は、そこで働く人間の新しいことを考え出す能力次第なのだと思いました。

明日から期末テスト。それが終わると、ビジネススクールの学生等50名とともに日本に向けて出発します。時間の許す限り、ブログで紹介していこうと思っています。

では。
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by andersonite | 2009-03-16 13:28 | 課外活動
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