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ケースコンペティション

1年生のYoshiです。今回は、ケースコンペティションについてお伝えしたいと思います。ケースコンペティションとは、参加各チームに特定の企業の現状を分析した同一の資料が与えられ、その資料をもとに、チーム毎で与えられた課題に対する提案作成とプレゼンテーションを行い優劣を競うというものです(入賞者には、実際に賞金もでます)。私は、ブラジル人、フランス人、インド人、そして私を含めた日本人二人の5人でチームを組み、大手コンサルティングファームの主催するケースコンペティションに参加しました。アメリカ人が一人もいないチームなので、チーム名は「アクセント」。某グローバル企業の今後の成長戦略を考えるという課題が出され、アナリストレポートや財務データなど、読み切れないほどの関連資料が木曜日の夕方にどっさり渡されます。

金曜日は丸一日ケースの分析とプレゼン資料の作成に没頭します。まず悩ましいのが、データがなかなか入手しにくいこと。業界環境を調べようとしてもアナリストレポートだけでは深い分析にまで踏み込めません。商品別やセグメント別の需要動向をみるには、自ら推計を重ねる必要があります。そうした苦労を重ね、やっとのことで揃えたデータから判断すると、海外事業は売上ベースでみた市場規模はどんどん拡大していくのですが収益率の低さが目立ちます。このため、事業ポートフォリオを海外に傾斜させる計画を作ると、今のままの事業形態では収益率が低下してしまい成長の柱とするのは難しいことがわかりました。一方、比較的収益率の高い米国事業も、既に成熟産業化してしまっていて業界全体としては成長性が望めません。しかも既に当社は業界内で高いシェアを確保しており、ここから更に業績を拡大させるのは容易ではありません。こうした八方塞がりの状況下で、どう成長戦略を描くか。。。悩ましい課題だからこそ、ケースコンペティションで出題されたのでしょう。

チーム内での議論には、バックグラウンドの違いが大きく影響します。私は自分自身のバックグラウンド(商業銀行)の影響もあり、計数や財務の視点を中心とした思考が中心でしたが、一方でマーケティング出身のブラジル人は、「数字はよろしく頼む。おれはアイデア重視だ!」といって独創的なアイデアを出してきて議論を席巻し、プレゼン資料をどんどん作り始めます。最初はやや面食らいましたが、こうした異なる思考プロセスをとる人たちとチームを組み経営戦略を練るというのは、MBAならではの醍醐味だと思います。

 そしてほぼ徹夜で迎えた土曜日、いよいよプレゼンの日です。「当社の問題点は」「業界環境の将来性は」「解決策その1は」「解決策その2は」と各自のプレゼンが予想以上にうまくつながります。ブラジル人のジョークに審査員から笑いも起こり、とても和やかな雰囲気でプレゼンは幕を閉じました。

 そして午後にいよいよ結果発表。入賞しました!!。。。と書きたいところですが、現実はそう甘くはありません。コンサル出身者がメンバーにいる他チームなどは議論や資料の組み立て方が上手で、まだまだ力不足を痛感させられました。もっとも、入賞こそ逃しましたが、コンサルタントから良かった点、悪かった点のフィードバックも得られ、私のプレゼンについてもいろいろコメントをもらえました。「将来の計数計画についてもっと数字で補強しなさい」「資料にページ番号がありません」「手振りが大げさすぎます」など、あらゆる観点からフィードバックをもらえます。また、後日にはビデオ撮影された自分のプレゼンの様子をみながら、アンダーソンの2年生がコメントをくれたりもします(自分が話す姿をみるのは恥ずかしい限りですが。。。)ぐったり疲れましたが、得難い体験をした週末でした。
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by andersonite | 2010-01-29 15:42 | 課外活動
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